元IT技術者の悪あがき

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PowerToysのツール群をひと通り確認してみた

PowerToysに収録された各ツールについて、軽くツッコミ解説も交えて紹介していく。

ちなみに記事内容は、2025年10月25日時点、 PowerToys v0.91.1を元にしている。将来的に変更される可能性が十分あるので、その点だけご了承願いたい。


【目次】


PowerToys について

以下「ようこそ」の内容をそのまま転載する。

Microsoft PowerToys は、パワー ユーザーが Windows のエクスペリエンスを調整および合理化して生産性を向上させるためのユーティリティのセットです。

「エクスペリエンス」とは「経験」や「体験」の意味(experience)らしいが、正直、何を言いたいのかさっぱり分からん。

安っぽいセールス文句か、政治家が都合の悪いことを横文字でごまかしているようにも思える。

私なりに要約すると、Windowsをバリバリ使いこなしている人に、今のWindowsに足りない作業効率を向上させるための実用ソフト(ユーティリティ)群、といったところであろうか。

とりあえず、記事執筆時点(v0.91.1)で収録されているソフトを、私なりの言葉で紹介してみる。誤りはないよう努めるが、大海原の如く広い心で読んでいただければ思う。

なお、開発中ゆえか、ツール名にカタカナ名と英語名が混在しており、統一性がない。

今回は「PowerToysの設定」画面に表示された名前をそのまま掲載する。

PowerToys で使えるユーティリティ

■システムツール

Advanced Paste

クリップボードの内容を、プレーンテキストやMarkdownJSON形式に変換して貼り付けるためのツール。OpenAI APIキーを登録することで、AIによる貼り付けもできるとのこと。

個人的には、使いどころがいまいちピンとこないので、パス。

Awake

PCや画面をON(オン)にしたままにするツール。電源管理の代わり?

コマンドパレット

超簡潔にまとめると、アプリランチャー。

アプリを起動するためのボタンと言えば伝わるであろうか。

Windowsのスタートメニューがマウス操作を前提としたランチャーに対して、当「コマンドパレット」ではキーボード操作だけで扱えるのが肝と見た。

最近のLinuxGNOME環境では標準でサポートしていたと思う。(Debian 13などで「Start」ボタン押下。)

ちなみに私を含め、マウス操作で問題ない方々には無用の長物。

Color Picker

カラーピッカー。

マウスカーソルで示した場所の色を、16進数(HEX)やRGBで表示したり、値をクリップボードに貼り付けるツール。

HTMLコードを手書きすることもあるwebデザイナには有用なソフトかもしれない。

Light Switch

画面のライトモードとダークモードを、スケジュール設定やショートカットで制御するためのツール。

ライトモードまたはダークモードが固定でも一切困らない人には不要なツール。

PowerToys Run

「コマンド パレット」と同様、ランチャーの模様。但しこちらは計算や検索も出来るらしい。もしそうだとして、別々のツールにする意味ある?

スクリーン ルーラー

指定した範囲のピクセル数を表示したり、スクリーンショットで保管するためのツール。

こちらもUIデザイナやwebデザイナには有用なツールかもしれない。ただ「追加の測定単位」で表示されるミリメートルやインチ表示は、何基準?72dpi?96dpi?画面サイズや解像度で勘違いする人出ない?

Shortcut Guide

Windowsに設定されたショートカットを画面上に表示するツール。

少しでもショートカットを覚えて作業効率を上げたい人向けのチートシート(早見表)。

ちなみにCtrlキーは表記があるが、Windowsキー自体の表記がないので、勘違いする人が続出しそう。

あと当然ながら、各アプリのショートカットが表示される訳ではない。

Text Extractor

画面上の文字もテキスト化してコピーするツール。日本語の認識精度は頑張ってると思うけど、残念ながら精度は低め。

ちなみに、設定画面に「TextExtractor モジュールの代わりにSnipping Toolを使用することをお勧めします。」と書いてあるが、「Snipping Tool」に文字認識機能はないので、画像キャプチャは「Snipping Tool」だよと言いたいのかもしれない。知らんけど。

ZoomIt

リモート会議などで使うZoom用の注釈・記録ツール。

PowerToys版とスタンドアロン版の2種類があるそうで、同時実行は不具合発生の観点から止めて欲しいとの注意書きがある。

■ウィンドウとレイアウト

Always On Top

ウィンドウを常に前面表示させるためのツール。

Terminalとかでログ監視をしつつ作業する用途などに使えそう…と思って試してみたが、背面に回ったウィンドウの中が操作できない。

役立ちそうで実は役立たない、ドラえもんの道具みたいな感じ。

トリミングとロック

アプリの特定部分だけを切り取って、サムネイル画面として前面表示させるツール。

先の「Always On Top」がウィンドウ全体に対して「トリミングとロック」はウィンドウの一部分だけ表示となる。

但しサムネイル画像から操作はできない。あくまでも表示のみ。

FancyZones

通常のウィンドウ操作よりも細かくウィンドウの制御ができるようになる、ウィンドウマネージャーと呼ばれるツール。

ログ監視など特定ウィンドウを特定位置に配置しつつ、入力・編集作業を行ったりと言ったことができる様子。

作業効率の観点で言うと、同じ場所に同じ画面があるのは良いのかもしれないが、応用力や適応力の観点から言うと、どうなんだろうと思わなくもない。これに限った話ではないが。

ワークスペース

ショートカットアイコンひとつで複数アプリを同時起動して、設定した場所にウィンドウを配置するためのツール。

ショートカットをタスクバーにピン止めすることで、文字通り、ショートカットひとつで、いつもの作業環境が準備できる。朝いち就業前のルーティンにもぴったり。

もっとも便利に慣れ過ぎると、不便に戻った際に、元に戻す時間と更なる労力を要する。

■入出力

Keyboard Manager

キーボードの再マップ、例えばAキーとBキーの内容を入れ替えることも出来る、天使とも悪魔とも思えるようなツール。

ちなみに有効範囲は、PowerToysがバックグラウンドで実行されている間のみとのこと。

マウス ユーティリティ

コントロールパネル内にある「マウスのプロパティ」のPowerToys版。

境界線のないマウス

複数デバイス間をまたいでカーソル移動させるためのツール。

境界線がないというより、壁がないという表現の方が良いかもしれない。

複数端末を平行利用する技術者には便利かもしれないが、私はそこまでPCに囲まれたくない。

Quick Accent

アクセント記号がないキーボードでもアクセント記号が入力できるようにするための、ソフトウェアキーボードのようなツール。

アクセント記号が必要な言語を使わない限り、日本人にはまず必要ないツールかと。

■ファイル管理

File Explorer add-ons

テキストファイルや画像ファイルの内容を、エクスプローラのプレビューペインに表示するための機能拡張。

ん?Windows11の標準機能との違いが分からない。

File Locksmith

ファイルやディレクトリを握って離さないプロセスを検索する、「悪い子はいねがー」と言って民家を回る、なまはげのようなWindowsシェル拡張機能

ロックスミスさんという名のなまはげでも可。

Image Resizer

この辺りまで来ると「イメージ リサイザー!」みたいな感じで、ジャンプ漫画の登場人物が叫ぶ技名みたいに聞こえる自分がいる。

予想はしていたが、地味にPowerToysに含まれるツールが多すぎて、疲れてきた。

読者の皆様も、休憩しつつ読んでいただければ。

改めて解説すると、画像ファイルのリサイズやトリミングを行うツール。1本でもまとめて複数でも、どっちでも対応可能。

実はPowerToysで一番使いたかったツール。だが実際使うと色々と癖が強いツールだった。

詳細は割愛するが、この記事を書いている最中に気付いたことだけ書く。

プリセット一覧について、固定値と(手動の)カスタムだけかと思いきや、「PowerToys の設定」にて「新しいセットの追加」をしたり、初期リストの削除も出来た。

New+

テンプレートというか、ひな形を元に、同じようなフォルダやファイルを作成する、開発者向けのツール。

はい次。(投げやり)

プレビュー

先に掲載した「File Explorer add-ons」が、ファイル エクスプローラのプレビューペインに表示される機能に対して、こちらは(デフォルトで)Spaceキーを押すだけでプレビュー画面が表示される。

なんかMacOS XにこんなOS標準機能なかったっけ?

PowerRename

正規表現も利用できる、ファイル名の名前変更(リネーム)を行うWindows シェル拡張機能

こちらは以前、記事化したので詳細は割愛。

nico421091-tech.hatenablog.jp

■詳細

Command Not Found

PowerShellの使用時にエラーを検出して、関連するWinGetパッケージを押し売り提案するPowerShellモジュール。

必要ある?

環境変数

コントロールパネル内にある「システムのプロパティ/環境変数」のPowerToys版。

ホスト ファイル エディター

Windows内にある「hosts」のGUI対応エディターといったところ。

レジストリ プレビュー

Windows3.1の頃から存在するレジストリエディター(regedit.exe)のPowerToys版。

最後に

やはりと言うか、長文になってしまった。

途中から説明が雑になったのは、書いていて全然終わらなくなり、時間的に危機感を感じたから。

どうせツール自体、随時更新されるのに、こればっかり書いている訳にはいかない。

という訳で、特定の機能説明が欲しくて当ページに辿り着いたのに、説明が雑な部分に当たった方には、申し訳ない。

可能な範囲で、適宜更新を行いたいと思う。