トイデジカメ・Kodak Charmeraについて、撮影した画像ファイルの絞り値・シャッタースピード・ISO感度が全て一緒だということに、Windows上でファイルのプロパティを参照していた際に気付いた。

ただ、撮影したすべてのファイルを確認した訳ではなかったので、今回、WSL(Windows Subsystem for Linux)上で「ExitTool」というツールを使って、Exifデータを確認してみることにした。
【目次】
ExifToolについて軽く解説
ExifToolは、Phil Harvey氏によって開発・公開されたフリーソフトウェアで、画像ファイルのメタデータを読み書きすることができる。
私は最近知ったけど結構有名なツールらしく、色んなツールにも組み込まれているとのこと。
元々はPerlで作成されているそうで、Perlさえ動く環境であればプラットフォームに依存することがなく、コマンドラインツールだけでなくPerlライブラリとしても使用可能。
詳細については、公式サイトを参照されたし。
ExifToolのインストールなど
私の場合になるけど、WSLで使用しているディストリビューションはDebianで、aptコマンドで出所が問題ないことを確認した上でインストールした。
派生ディストリビューションであるUbuntuでもだいたい同じかと。
ただ最終判断と利用は、あくまでも自己責任でよろしく。
某国大統領みたいに、問題や失敗を他人のせいにしたがる人間は参考にしない事😜
# まずはaptで「exiftool」を検索してみる $ apt search exiftool forensics-extra/stable 2.58 all Forensics Environment - extra console components (metapackage) libimage-exiftool-perl/stable,now 13.25+dfsg-1 all library and program to read and write meta information in multimedia files ruby-mini-exiftool/stable 2.9.0-2 all wrapper for exiftool command-line # これかな?というパッケージの詳細を確認 $ apt show libimage-exiftool-perl Package: libimage-exiftool-perl Version: 13.25+dfsg-1 Priority: optional Section: perl Maintainer: Debian Perl Group <pkg-perl-maintainers@lists.alioth.debian.org> Installed-Size: 28.3 MB Provides: exiftool ~~~ 以下、省略 ~~~ # パッケージのインストール $ sudo apt install libimage-exiftool-perl ~~~ 以下、省略 ~~~
試してみたコマンド
exiftool -T -filename -datetimeoriginal -aperture -shutterspeed -iso *.jpg # 使用したオプション # -T : Tab形式で出力 # -filename : ファイル名 # -datetimeoriginal : 撮影日時 # -aperture : 絞り # -shutterspeed : シャッタースピード # -iso : ISO感度
実行結果(抜粋)
実行結果をお見せする前に、ひとつ補足。
ファイル名に関しては、その昔C#で作った自作ツールで、事前にリネーム(名前変換)してある。
蛇足ながらこの自作ツールは、VPS(Virtrual Private Server/仮想プライベートサーバ)のgitリポジトリに保管していたけど、サーバ廃止時にソース類一式も失ってしまい、今は奇跡的に実行ファイルだけが残ってる。無念。
20260207-115000.jpg 2026:02:07:11:49:59 3.0 1/50 153 20260207-132826.jpg 2026:02:07:13:28:26 3.0 1/50 153 20260207-135302.jpg 2026:02:07:13:53:02 3.0 1/50 153 20260207-135640.jpg 2026:02:07:13:56:41 3.0 1/50 153 20260207-140152.jpg 2026:02:07:14:01:51 3.0 1/50 153 20260207-140934.jpg 2026:02:07:14:09:35 3.0 1/50 153 20260207-141210.jpg 2026:02:07:14:12:10 3.0 1/50 153 20260207-141504.jpg 2026:02:07:14:15:03 3.0 1/50 153 20260207-141800.jpg 2026:02:07:14:18:01 3.0 1/50 153 20260207-142124.jpg 2026:02:07:14:21:25 3.0 1/50 153 20260207-142216.jpg 2026:02:07:14:22:15 3.0 1/50 153 20260207-142222.jpg 2026:02:07:14:22:21 3.0 1/50 153 20260207-142448.jpg 2026:02:07:14:24:49 3.0 1/50 153 20260207-142506.jpg 2026:02:07:14:25:05 3.0 1/50 153 20260207-142620.jpg 2026:02:07:14:26:19 3.0 1/50 153 ~~~ 以下、省略 ~~~
Charmeraで撮影した静止画データを合計66枚調べたけど、静止画(JPEG)ファイルについて、Exitデータ上、全ての写真の値が 絞り3.0、シャッタースピード1/50秒、ISO感度153 だった。
デジカメで意図してマニュアル設定するならともかく、例えば、ほぼフルオートのスマホカメラ撮影で、絞り・シャッタースピード・ISO感度の全てが立て続けに一致することは、あまりないと思う。
結論
あくまでもExifデータに記録された値が正しいという判断にはなるけど、Kodak Charmeraでは露出補正や調整を行わない。
ただ単純に、1/4インチCMOSセンサーで受けた光を電気信号に置き換えて、画像・動画データとして保存しているに過ぎない、ということになる。
仮に露出調整を行わないのであれば、やたらと白飛びする原因にも納得がいく。
なお、Exifデータに記録される値が全て固定値(決め打ち)という可能性も否定できない。
だけど、そもそもトイデジカメである以上、製造コストをかける訳にもいかないので、露出調整などの機能を全て省き、結果として露出に関するデータも固定値にしている、という事もあり得る。
(2026-02-09 追記:ISO感度で写真の明るさ自動調整をしている節があり、Exifデータ固定値説が現時点で最も有力。)
まぁいずれにしても、私は中の人(製造メーカー関係者)でもないし、カメラの専門家でも、電子機器の専門家でもないので、これ以上の推測は避ける。
もうひとつの問題・撮影日時が変な件
Kodak Charmeraで撮った写真をWindowsのエクスプローラーで確認した際、撮影時間が「0:00」になっていた。

その他、Googleフォトに動画ファイルをアップすると、日付が2010年になっていたりする。

そもそも、この日付がおかしい原因を探るために、ExifToolを使って実際のExifデータを確認してみようと思ったのが、事の発端だったりする。
原因は、既に掲載している。
先頭3行のみ再掲。
20260207-115000.jpg 2026:02:07:11:49:59 3.0 1/50 153 20260207-132826.jpg 2026:02:07:13:28:26 3.0 1/50 153 20260207-135302.jpg 2026:02:07:13:53:02 3.0 1/50 153
WindowsのExif情報で時間が正しくないのは、日付と時刻の間に不要な「:」(コロン)が付いているため。
残念ながら動画の方はデータを取れなかったけど、静止画のほうは最初にリストを出している通り、全ての日時の間に不要な「:」が付いていた。
参考までに、手持ちデジカメ3機種で撮った写真のExifTool出力結果も掲載してみる。
B2041980.JPG 2026:02:04 17:16:20 3.5 1/30 1600 B2051983.JPG 2026:02:05 12:05:42 4.0 1/80 400 IMGP0470.JPG 2026:01:09 10:31:55 7.1 1/640 200 IMGP0497.JPG 2026:01:09 10:56:07 5.0 1/2500 200 R0002508.JPG 2026:02:07 15:30:48 4.0 1/400 200 R0002547.JPG 2026:02:07 16:14:02 2.8 1/320 200
いずれも、日付と時刻の間は半角スペースで区切られている。(※日付のコロン「:」区切りは無視する。)
日時の書式を直すのが一番だけど
Exifデータの変な日時表記について、カメラ側を修正するのが一番なんだろうけど、トイデジカメなのでまあ期待できない。
期待できない理由は、格安のトイデジカメにパッチ適用する仕組みがあるとは、到底思えないため。
それに、仮にプログラムがROM(Read Only Memory/読み込み専用メモリー)に書き込まれている場合、そもそもパッチ適用は無理で、どうにもならない。
結局、自力でExifデータを補正するのが手っ取り早いと思う。
幸い、ExifToolはExifデータの書き込みも出来るそうだけど、残念ながら私はそこまでのスキルを現時点では持ち合わせていない。
申し訳ないけど、他のブログやサイトを当たって頂ければと思う。
あとがき
もっと簡潔に書くつもりだったけど、説明やら補足を入れると、結構長文になってしまった。
もしここまで長文にお付き合い頂けた方がいらっしゃれば、感謝させて頂きたいと思う。
何もあげられないので、せめて感謝だけでもw
では。