WSL(Windows Subsystem for Linux)を含め、Linuxで画像ファイルのEXIFデータを取得する場合、ExifToolというツールを使うのが、一番有名で、てっとり早い。
公式サイト > ExifTool by Phil Harvey
今回の記事では、ExifToolを使って画像ファイルのEXIFデータを一括取得して、CSVファイルに出力する手順を、自身への備忘メモも兼ねて紹介してみる。
ExifToolのインストール手順
UbuntuやDebianでExifToolをインストールする場合、apt(パッケージ管理システム)経由でインストールするのが、一番手っ取り早い。
但しパッケージ名は「exiftool」という名前ではない。
$ apt show exiftool Package: exiftool State: 実際のパッケージではありません (仮想) Notice: 候補が存在しないので、パッケージ exiftool の候補バージョンを選べません Notice: 純粋な仮想パッケージのため、パッケージ 'exiftool' のバージョンを選べません Notice: パッケージが見つかりません
正しくは以下の通り(Debian 13 の場合/2026-03-18時点)
$ apt show libimage-exiftool-perl Package: libimage-exiftool-perl Version: 13.25+dfsg-1 Priority: optional Section: perl Maintainer: Debian Perl Group <pkg-perl-maintainers@lists.alioth.debian.org> Installed-Size: 28.3 MB Provides: exiftool Depends: perl:any Recommends: libarchive-zip-perl, libcompress-raw-lzma-perl, libio-compress-brotli-perl, libunicode-linebreak-perl Suggests: libposix-strptime-perl Homepage: https://exiftool.org/ ~~~(以下省略)~~~
aptでのインストール方法は、通常のインストール手順と同じ。
$ sudo apt install libimage-exiftool-perl
なおExifToolの実体はPerlライブラリで、実行にはPerl本体が必要だけど、aptでインストールする際は、依存関係にあるパッケージも一緒にインストールされるので、気にしなくて良い。
併せて、ExifToolの細かな使用方法その他については、本記事では割愛する。悪しからず。
本題/ExifToolでEXIFデータをCSV出力する
今回は、画像ファイルを格納したディレクトリまで移動した前提で、コマンド実行例を紹介。
細かな部分は、各自で適宜変更して頂ければと思う。
# 実行例 $ exiftool -r -csv -ext jpg -Directory -FileName -DateTimeOriginal -Model -LensType -ISO -Aperture -ShutterSpeed -FocalLength -FocalLength35efl ./ > ./output-filename.csv # オプションなどの意味 # -r:ディレクトリを再帰的に確認 # -csv:csv(カンマ区切り)形式で出力 # -ext:拡張子の指定。大文字小文字を区別しない。 # -Directory ~ -FocalLength35efl:取得対象のタグ名(EXIFデータの個別情報。詳細は割愛。) # ./:対象ディレクトリ。ここではカレントディレクトリ直下。 # > ./output-filename.csv:処理結果をリダイレクトでファイルに出力。ファイル名はご自由に。
なおExifToolは、指定したディレクトリ直下の対象ファイルをツール単体で探索するので、ワイルドカード(*.jpgなど)も必要なければ、スクリプトを書いてループ処理を行う必要もない。
むしろ、ExifToolではツールの呼び出し(ロード)に時間がかかるそうで、ループ内での個別呼び出しは非推奨となっている。
もしスクリプトなどを組もうとか企んでいる方は、実行に移す前に、以下リンク先を読むことをお勧めする。
Common Mistakes when using ExifTool(ExifToolでよくある間違い)- exiftool.org
あとがき
この記事が私だけでなく、ネット検索で訪れた来訪者の方々にもお役に立てたのであれば幸いである。では。