Dockerで有名なAlpine Linux。
日本語の情報が少ない中、私が知りうる中で唯一と思うAlpine Linuxの書籍が、今回紹介する「軽量Alpine LinuxによるDockerコンテナ構築術」(中島 能和 著/インプレス 刊)である。
初版発行が2021年7月1日で、今(2025年10月)から4年ほど前に発行された書籍となるが、Dockerはともかく、Alpine Linux自体はそこまで最新の情報が必要という訳ではないので、さほど問題にはならないと思う。
情報量としては、Alpine Linux 7割/Docker 3割といったところだが、Dockerについては他にも大量の書籍が出回っているので、こちらも問題ないと思われる。
内容としては、Alpine Linuxの特徴や他のディストリビューションとの違い、インストール方法や基本的なコマンド、サーバとしての運用方法など、必要な情報が簡潔に丁寧にまとめらている。
昔というか昭和の頃は、英語本を翻訳して出版する技術書一般的で、難解な内容が難解な日本語で解説されており、意味が理解できず困ったものだ。
令和の今では、webブラウザでページの日本語翻訳などもできて、公式サイトの英語も日本語に翻訳できるが、それでも半分機械翻訳で分かりにくい部分が多い。
そう考えると、現在唯一の日本語によるAlpine Linuxの解説書が、著者の中島能和(なかじま・よしかず)氏による丁寧で分かりやすい解説で書籍として発行されているというのは、本当に有難いことである。
なお、Linux初心者にも分かりやすい内容だが、業務的によく利用されるRed Hat LinuxやOracle Linux、一般でも好んで使われるUbuntuやDebian GNU/Linuxと比べると、コマンドやソフトウェアなど違う部分も多いので、流用する際は注意願いたい。
最後は私個人の話になるが、過去に一度、書籍で本書を買ったのだが、去年アパートを引っ越した際に行方知れずになり、すぐに見つかりそうになかったので、Kindle版で買い直した。
ただ、発行元のインプレスでPDF版が提供されていることを後で知ったので、Kindle版購入はちょっと勇み足だったかなと思った次第。
